日本ハム・上沢 動作解析で投球フォーム向上狙う 大谷が利用のトレーニング施設と自費契約

[ 2022年11月23日 06:00 ]

日本ハム・上沢
Photo By スポニチ

 日本ハムのエース右腕・上沢が、米国のトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」と自費契約し、動作解析で投球フォーム向上を狙う。

 今季は右足骨折による離脱もあり8勝(9敗)止まりで2年連続2桁勝利はならず。同施設はエンゼルス・大谷ら多くの大リーガーも利用するなど動作解析に定評があり、今季終了後から既に投球フォーム改造に着手。「投球の中で悪い動きを分析してもらって、こういう動きをするから悪い球が増えるとかを知りたい」と導入した経緯を説明した。

 動作解析だけでなく、ボールの回転数なども最先端の機器で分析可能。「自分の球質はこういう球だから、こういう球を増やした方がいいとか。ボールの回転数とか、球種ごとのデータも出してくれる。僕が思っていた自信を持っている球がデータ的には良くないかもしれない。そういうのもいろいろ知りたい」と貪欲に話した。

 初動負荷トレーニングも導入。改造した投球フォームを自身のイメージ通りに動く体もつくり上げたい考えだ。「強く、しなやかにしたい。体が知らず知らずに硬くなっていたり、筋肉(の動き)がうまくいっていない感じもするし、新しい刺激が必要」。来季開幕投手が決定している左のエース・加藤とともに、投手陣の大黒柱としてさらなる高みを目指す。(東尾 洋樹)

続きを表示

2022年11月23日のニュース