明治神宮大会 国学院大が初の決勝進出 巨人D3位・田中千は5回6安打2失点降板に「修正できるように」

[ 2022年11月22日 14:32 ]

明治神宮大会・大学   国学院大(東都大学)6―2大商大(関西5連盟) ( 2022年11月22日    神宮 )

<大商大・国学院大>4回、力投する国学院大先発の田中千(撮影・藤山 由理)
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 背番号17の国学院大・田中千春(4年、浪速)が笑顔で仲間とハイタッチを交わした。自らは5回2/32失点(自責0)で降板も、2学年下の坂口翔颯(かすが、智弁学園)が締め、チームは初の神宮大会決勝進出だ。「丁寧に投げて5回までノーヒットだったけど、6回も初回までの気持ちでいければ…」。6回1死に初安打されると味方の失策も重なり2死後、2点打を浴び交代。それでも田中千から今秋エースナンバー「18」を譲り受けた坂口が踏ん張った。

 10月20日に巨人からドラフト3位指名されて以降、初の公式戦登板。「プレッシャーを感じると思ったけど、脇谷さんから“勝っても負けても順位は変わらんから”と言ってもらえ、柔らかくなった」。19日夜、担当の脇谷亮太スカウトからの電話で力が抜けたという。「一番最後に打たれたのが自分の甘いところ。次の世界(プロ)に行ったら修正できるように」と反省は忘れなかった。

 決勝戦に向け「絶対、日本一を獲れるチームだと思うので全員で活躍します」。アマ野球最後の決戦。田中千が力を込めた。

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