オリックス・吉田正 レジェンド級活躍誓う「その中の一人になれれば」メジャー挑戦へ意気込み

[ 2022年11月22日 05:00 ]

<オリックス選手会ゴルフ>ゴルフを楽しむ吉田正(撮影・北條 貴史)
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 ポスティングシステムによるメジャー挑戦を目指すオリックス・吉田正尚外野手(29)が21日、神戸市内で選手会ゴルフに参加し、新天地へ挑む意気込みを示した。17日に球団が同システムの申請容認を発表後、初めて公の場に登場。海を渡ったレジェンドたちの雄姿を回想し、「自分もその中の一人になれれば」と活躍を誓った。

 幼少時から抱き続けた憧れの舞台に、思いを馳(は)せた。吉田正が、17日に球団がポスティングシステムの申請を容認後、初めて報道陣の取材に対応。強い決意を口にした。

 「数々のレジェンドがプレーしていますし、その中の一人になれればと思う。自分も(メジャーに)行って、次の歴史が受け継がれるではないですが、チャレンジする選手が増えるように活躍する。自分もそうやって目指してきたので、その一つになれれば」

 00年オフに同システムで渡米したイチロー氏、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏をはじめ、メジャー挑戦してきた全ての先人の雄姿に胸を躍らせてきた。次は自らが実現し、国内で夢見る後輩たちに道筋を示す構えだ。

 海外フリーエージェント(FA)権の取得を待たず、同システムを利用しての挑戦を後押ししてくれた球団に「FA権がない中で認めていただいて感謝です」。続けて「新しい景色、環境というところに飛び込む可能性があるので、また一つ自分の知らない経験ができる。不安もありながら楽しみな気持ちです」と心境を明かした。

 近く申請手続きを行い、メジャー全30球団に契約可能選手として通知される。報道陣から、交渉段階で吉田正本人も渡米予定はあるかと問われると、「まだそこまで話していないです。代理人が連絡を取り合っているという段階」と説明。現地報道では既に、ヤンキースやマリナーズなどが興味を示しているなど過熱気味だ。「僕自身も踊らされている一人」と苦笑するが、国内屈指のスラッガーの動向に注目が集まる。(湯澤 涼)

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2022年11月22日のニュース