ついに止めた!オリックスが投打かみ合い先勝 エース・由伸の好投&主砲・吉田正の一発で圧倒

[ 2022年10月12日 21:10 ]

パCSファイナルステージ第1戦   オリックス5-0ソフトバンク ( 2022年10月12日    京セラD )

パCSファイナル<オ・ソ(1)>7回1死、右越え本塁打を放った吉田正(右)を迎える山本(左から2人目)ら(撮影・平嶋 理子)
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 日本シリーズの出場権を争うセ、パ両リーグのクライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージ(6試合制)が12日に開幕した。パはレギュラーシーズン1位のオリックスが同2位のソフトバンクに先勝。エースの山本由伸投手(24)が8回無失点10奪三振と好投し、チームを勝利に導いた。1勝のアドバンテージがあるオリックスは2勝とし、13日の第2戦に勝てば、2年連続となる日本シリーズ進出に王手をかける。

 「短期決戦の鬼」をついに止めた。ポストシーズン18連勝中のソフトバンクに快勝。リーグ最終戦で大逆転優勝を決め、大混戦のパ・リーグを制した勢いは本物だった。

 4回1死満塁で杉本が押し出し四球を選び先制点を奪うと、5回にも2者連続の押し出し四球で2点を追加。さらに杉本が2打席連続打点となる右前適時打を放ち、リードを広げた。7回には主砲・吉田正にポストシーズン初アーチとなるソロ本塁打が飛び出し、ダメ押しした。

 投げてはエース・山本が相手打線を8回まで5安打に封じ無失点。5回1死二、三塁のピンチを2者連続三振でしのぐと、8回2死二、三塁も周東を空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。

 ソフトバンクとは143試合を消化して76勝65敗2分と全く互角の成績だったが、直接対決で15勝10敗と勝ち越し、史上初の同勝率でのリーグ制覇を果たした。短期決戦でも相性そのままに宿敵を封じた。

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