ヤンキース・コール 大舞台での強さ証明 ポストシーズン15試合で9勝以上は史上3人目

[ 2022年10月12日 12:59 ]

先発し、好投したヤンキースのゲリット・コール(AP)
Photo By AP

 ヤンキース対ガーディアンズのア・リーグ地区シリーズ第1戦は11日(日本時間12日)、ニューヨークのヤンキースタジアムで行われ、ヤンキースが4―1で先勝した。先発したエースのゲリット・コール投手が6回1/3を4安打1失点(自責点1)1四球に抑え、8三振を奪う力投で勝利の立役者となった。

 2019年12月にヤンキース入りしたコールが、ヤンキースの一員としてプレーオフ戦で本拠地のマウンドに立つのはこれが初めてだった(アストロズ時代にヤンキースタジアムで先発経験あり)。その試合で見事な投球を見せ、降板時にはスタンドから盛大なスタンディングオベーション。試合後、「(ファンの歓声は)とても特別だった。まだ試合は終わっていなかったけど、ファンの気持ちは感じられたし、感謝したくなった」と感激の表情だった。

 コールはこれでポストシーズン9勝目(5敗)となり、通算防御率は2.83。クリス・カーペンター、オーランド・ヘルナンデスに続き、ポストシーズンでの最初の15登板中、9勝を挙げた史上3人目のピッチャーになった。また、最初の15試合で119奪三振はランディ・ジョンソンの120奪三振に次ぐ史上2位と大舞台での強さを発揮している。ただ、地区シリーズからは3戦先勝制となり、シリーズがもつれればコール は第4、5戦でまた登板の可能性もある。試合後、32歳の大黒柱は「良い仕事ができたけど、次の試合に向けて準備するだけだ」と改めて気を引き締めていた。

続きを表示

2022年10月12日のニュース