阪神・井上 昇格即先発フル出場も4タコ 控えめな打席に矢野監督「もっと振らないと成長ない」

[ 2022年8月15日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神4―5中日 ( 2022年8月14日    京セラD )

<神・中>9回1死、井上は右邪飛に倒れる(撮影・坂田 高浩)
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 阪神期待の起爆剤は不発に終わった。昇格即スタメン出場した井上はフル出場も無安打。チームの救世主となる快音を響かせることはできなかった。

 「起爆剤になれるように頑張りたい」

 試合前は強い意気込みを口にしていた。全体練習の前には早出特打にも参加。3年目の今季はウエスタン・リーグで83試合に出場して打率・218、6本塁打、52打点を誇っていた。実に20年10月15日の中日戦以来となる約2年ぶりの先発出場だった。しかし、その期待に結果で応えることはできなかった。

 2回2死一塁で迎えた第1打席で空振り三振に倒れるなど2三振。持ち前の豪快なスイングが影を潜めた姿に矢野監督も「もっと振っていってほしいね。ボールを見て、見てというのでは良さも出ないし、成長もない」と注文を付けた。次代の中軸を担うべき逸材。次のチャンスをモノにする。

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2022年8月15日のニュース