オリックス・元 プロ初スタメンで初安打&初打点!2年目20歳「げんちゃん」が連覇への新戦力になる

[ 2022年8月12日 04:45 ]

パ・リーグ   オリックス6―1楽天 ( 2022年8月11日    京セラD )

<オ・楽>お立ち台の頓宮裕真(左)、宮城大弥(右)は初安打の元謙太を祝福(撮影・井垣 忠夫)
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 連覇をめざすオリックスにまた新戦力が現れた。「8番・中堅」でプロ初スタメンの2年目・元が、3―0の4回1死三塁で右前適時打。2ストライクからの弓削の外角直球をライナーでプロ初安打初打点だ。

 「きょうの練習中に頭(先発出場)からいくぞと言われたのですが、左投手だったので、きのうから映像を見たりしていました」

 6回にも右前に落とし、いきなりマルチ。9日の楽天戦で8回から右翼守備でデビューしたばかりだ。お立ち台では隣の頓宮から「なんか面白いことをやってくれると思うので期待してください」と振られて、パフォーマンス付きで「ほいサー!」と叫んだ。「お立ち台は頓宮さんが和ませてくれたので緊張しませんでした。試合も、初回に鈴木大さんの打球が飛んできたのですぐに楽になりました」と絶対にメンタルは弱くはない。

 実家は岐阜県多治見市でお餅の製造・販売をしているコリアン餅『エイシン』。「小さい頃から食べて、こんないい体になりました。きな粉と白いんげんがお薦めです。みなさんも来てください」と祖父母のお店をちゃっかり宣伝した。チームは1日で3位に再浮上し、首位・西武とは2・5ゲーム差。げんちゃんと呼ばれる元気のある20歳が、勢いを加速させる。(畑野 理之)

 《宮城が8回1失点で7勝目》宮城が8回1失点で、6月21日以来となる7勝目を挙げた。7回の浅村のソロ被弾がもったいなかった。「ゼロ点だったら9回まで投げさせてもらえたのですが、1点取られちゃったので代えられました。次に完封できるようにがんばります」。プロ初完封は持ち越しとなったが、被安打2、無四球、奪三振6と完璧な内容だった。前日に失点した守護神・平野佳とセットアッパー・ワゲスパックの2人をベンチ外とした一戦。中嶋監督は「きょうは丁寧にキレで勝負していた」と好投を称えた。

 ▼オリックス・頓宮(2回1死一塁で左翼に先制&決勝の4号2ラン)ゲッツーだけは打たないように、いい感じで打てました。

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2022年8月12日のニュース