阪神・近本 コロナ陽性で一定期間の離脱へ 大打撃も矢野監督「どうしようもないんで…。頑張るしか」

[ 2022年8月12日 05:15 ]

阪神・近本
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 阪神は11日、近本光司外野手(27)が新型コロナウイルス陽性判定を受けたと発表した。現在、発熱の症状があるといい、自主隔離の措置を取り、今後は医療機関や管轄の保健所の指示に従う。

 9日に実施したスクリーニング検査で感染が疑われる数値が検出されたことで「特例2022」が適用されて登録を外れていたが、再度受けた検査で陽性が判明。体調不良の症状が見られることから、一定期間の離脱は避けられなくなった。

 この悔しさは、復帰後にぶつけるしかないだろう。矢野監督はそんな胸中を推しはかり、思いを代弁した。

 「近本はそう思っていると思うし、まぁどうしようもないんで…。頑張るしかない」

 9日まで全104試合でフルイニング出場。打率.297、1本塁打、25打点、22盗塁の成績で打線をけん引してきた。6月1日以降は主に3番として活躍。近本不在は逆転優勝を目指すチームにとってあまりに痛い。個人成績に目を向けても、リーグ1位の最多安打や、2年ぶり奪還を狙う盗塁王などのタイトルにも影響を与えそうだ。

 また、小幡竜平内野手(21)も新型コロナウイルス陽性判定を受けたと発表。近本と同様に発熱の症状があり、「特例2022」の適用で出場選手登録を外れた。代わって5日に登録を外れたばかりの板山が、代替選手として規定の10日を経ずに再昇格。8月に入り、新型コロナウイルスの脅威が猛虎を襲うが、この窮地はチーム一丸で乗り越えていくしかない。

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2022年8月12日のニュース