ソフトバンクの支配下復帰の“黒ダイヤ”こと黒瀬の1軍初打席は遊飛

[ 2022年7月30日 18:31 ]

パ・リーグ   ソフトバンク0─6西武 ( 2022年7月30日    ペイペイD )

<ソ・西>9回2死、遊フライの黒瀬(撮影・中村 達也)
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 “遊飛の黒ダイヤ”の再アピールは、ここから始まる。ソフトバンクの支配下選手としての復帰が28日に発表された黒瀬健太内野手(24)が、30日の西武戦に代打出場。0―6の9回2死での1軍初打席は1ボールから与座の内角高め直球を振り抜き、遊撃手・源田のグラブに収まった。新背番は「12」だがユニホーム到着が間に合わず育成時の「126」のまま強打自慢をしに行ったが不発。試合も、完封で終了した。

 「一軍の舞台はやはり緊張感が違いましたが、積極的にスイングをすることはできた。結果が出なかったことは悔しいが、チームの勝ちに貢献できるように頑張っていきたい」

 初芝橋本(和歌山)では高校通算97本塁打。15年ドラフト5位でソフトバンクに入団も、3年目のオフに戦力外通告を受けて育成再契約。7年目で再び支配下に戻った。小久保裕紀2軍監督だけではなく王貞治球団会長、城島健司球団会長付特別アドバイザーらも毎春キャンプで積極的に打撃を指導。磨けば光る“黒ダイヤ”の本格化を待ちわびてきた。

 「とにかく思い切って自分のスイングをすること」。打席での心がけで絶好球を仕留められたら、黒ダイヤらしさは光る。

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2022年7月30日のニュース