佐久長聖が4年ぶり9度目夏切符 ノーシードからの進撃 指揮官「今までにない成長のスピード」

[ 2022年7月30日 13:14 ]

<東京都市大塩尻・佐久長聖>優勝し喜ぶ佐久長聖ナイン
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 第104回全国高校野球選手権長野大会は最終日の30日、長野県長野市の長野オリンピックスタジアムで決勝が行われ、佐久長聖が7―1で東京都市大塩尻を倒し、2018年以来4年ぶり9度目の優勝を飾った。

 初回に先制を許すも2回に敵失で追いつくと4回に1死からの3連打で2点を勝ち越し。5回は連続スクイズで2点を加えると6回は中軸の連続長打で2点奪い、リードを広げた。守っては背番号10の広田龍星投手(3年)が2回以降は粘りの投球で追撃を許さず、無失策の堅守をバックに1失点完投で逃げ切った。

 昨秋は県16強止まり。コロナ禍で出遅れた今春は地区予選初戦敗退に終わり、ノーシードからの進撃となったが一戦ごとに調子を上げてAシード4校を連破しV奪回を成し遂げた。藤原弘介監督は12年に就任以来、20年の代替大会も含めて2年ごとに優勝してきた流れを今夏も堅持。目を潤ませながら「最後まで生徒たちが頑張ってくれた。チーム力の勝利。今までにない成長のスピードだった。まだまだ成長していってもらいたい」と語った。

 6回に自身大会10打点目の適時打を放った4番・寺尾拳聖主将(3年)は「今までやってきたことが報われた。3年生全員がつかみ取った勝利だと思います。甲子園でも一戦必勝で、つながりを意識して頑張りたい」と力強く抱負を語った。

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2022年7月30日のニュース