日本ハム 北山&北浦のダブルストッパーで勝利 北浦はプロ初S 新庄監督「試合前から言っていた」

[ 2022年7月30日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム2―1楽天 ( 2022年7月29日    楽天生命 )

<楽・日>9回から登板した北山(撮影・西川 祐介)
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 日本ハム・新庄監督は継投策も鮮やかに決めた。2カ月ぶり1軍復帰の宮西や井口で8回までつなぎ、堀もコロナ陽性となった中で9回は北山投入。小深田を二ゴロに打ち取り次は浅村と勝負…と思いきや、スパッと代えて北浦を送った。

 「今日、抑えを北山君と北浦君でいくと試合前から言っていた」と新庄監督。右打者の浅村から投入したのは、一般的に左投手が得意とする左打者の方が「制球がばらつく」という北浦の課題を考えてのことだ。「右打者にはガンガンいける」という期待通り、浅村を空振り三振斬り。2死から左の島内、茂木を安打と四球で出塁させたが、中島の好守もあって5年目でのプロ初セーブを挙げた。

 インタビューで「凄い興奮」と鼻息も荒い北浦。「(ピンチでのタイムで)タクさん(中島)が“守るから”と言ってくれた。信じて良かった」と笑みを見せた。昨オフに左肘手術を受け、5月にはコロナ感染。全員を1軍で試す監督方針の中、高卒新人と故障者を除く一番最後で今月16日にやっと昇格した。「もらったチャンスを生かす」と必死だ。

 新庄監督は北浦に「たぶん根性据わっている」。今後の抑えについて「基本は堀君。帰ってきたら北山君、北浦君と3人でやっても面白い」と言及した。

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