ヤクルト・坂本とロッテ・山本大のトレード発表　ともに中継ぎ左腕も“柔と剛”投球スタイルは対照的

ロッテ・山本大貴（左）とヤクルト・坂本光士郎
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　ヤクルト・坂本光士郎投手（27）とロッテ・山本大貴投手（26）の交換トレードが29日、両球団から発表された。ともに中継ぎ左腕だが、変則フォームを求めたヤクルトと球威で押すタイプを望んだロッテの思惑が一致し、31日の補強期限を前に成立した。

　変則気味なフォームが武器でもある5年目の山本貴は、今季1軍登板はないが20年は12試合に登板した実績がある。「ファンの皆さまの応援がボクの力になりました。新しいチームで精いっぱい頑張ります」とコメント。背番号は「43」となる。

　4年目の坂本は球威ある直球が持ち味で昨年は36試合に登板し日本一に貢献。背番号は27に決まり「新天地での活躍が（ヤクルトの）皆さんへの恩返しになる。精いっぱい頑張りたい」とコメントした。

　◆坂本　光士郎（さかもと・こうしろう）1994年（平6）9月9日生まれ、広島県出身の27歳。如水館2年夏に甲子園8強。日本文理大4年時に明治神宮大会出場。新日鉄住金広畑を経て、18年ドラフト5位でヤクルト入り。通算63試合に登板し1勝3敗、防御率5・77。1メートル79、75キロ。左投げ左打ち。

　◆山本　大貴（やまもと・だいき）1995年（平7）11月10日生まれ、北海道出身の26歳。北星学園大付では甲子園出場なし。三菱自動車岡崎では17年に都市対抗出場し1回戦でパナソニックに敗退。17年ドラフト3位でロッテ入り。通算13試合に登板し0勝1敗、防御率3・24。1メートル82、90キロ。左投げ左打ち。