5球団視察の尼崎北・藤本拓己は3失点完投も初戦敗退「不完全燃焼」

[ 2022年7月14日 13:22 ]

第104回全国高校野球選手権兵庫大会2回戦   尼崎工3―1尼崎北 ( 2022年7月14日    ほっともっと )

<尼崎工・尼崎北>3失点完投も初戦敗退を喫した尼崎北・藤本拓己
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 今春県大会1回戦で19三振(延長13回)を奪い注目された尼崎北の最速140キロ超左腕・藤本拓己(3年)は阪神、巨人などプロ5球団が視察する前で3失点完投も悔しい初戦敗退。被安打5も8四球を与え「ほっともっとフィールド神戸みたいな大きい球場でやったことがなかったので、最初の方は緊張して10割(の力)で投げていた。コントロール良く投げられなかった」と肩を落とした。

 新型コロナウイルスの濃厚接触者となり、試合10日前から1週間、練習できなかった不運も重なった。「不完全燃焼という言葉がいちばん正しい。終わった感じがしなくて、まだあるんじゃないかと思ってしまう」とポツリ。地区大会を勝ち抜き、25年ぶりに春の県大会出場へ導いたエースは進学の意向で「自分にはそんな能力はないと思っていましたが、春ベスト16に入れたことでいろんな方が見に来てくださった。高校の倍以上の練習をして、投手としてのスキルを上げて、上の舞台で活躍したい」と前を向いた。

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2022年7月14日のニュース