巨人、勝ち切れず今季初ドロー 2度追いつき首位ヤクルトと12差

[ 2022年7月9日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人3ー3DeNA ( 2022年7月8日    東京D )

<巨・D>11回、2ランを放つポランコ (撮影・白鳥 佳樹)
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 勝てなかった。3―3の延長12回2死二、三塁。巨人・喜多の打球は力ない三飛に終わった。2度追いつく執念は見せたが、勝ちきれず今季初のドロー。原監督は「中軸の選手は多少、責任を感じているでしょう」と計14打数1安打だった中軸の丸、岡本和、中田に苦言を呈した。

 打線は今永の前に8回まで1安打で無得点。0―1の9回2死から吉川が山崎から右中間に同点の4号ソロ。2点を追う延長11回も1死一塁から代打・ポランコが左中間へ11号同点2ランを放った。だが追い越せない。今季を象徴するような消化不良の展開だった。

 原監督は「(吉川は)2死からね。(ポランコは)いいところで、いいホームランが出た」と前向きに語ったが、首位・ヤクルトとは、まだ12ゲーム差もある。(川島 毅洋)

 ≪03年4.11阪神戦以来19年ぶり≫巨人は9回2死から吉川、11回1死からポランコがそれぞれ同点弾を放ち引き分けに持ち込んだ。チームで土壇場の9回と延長回に2度も本塁打で追いついたのは、03年4月11日の阪神戦以来19年ぶり。この時は、スコア4―7の9回裏2死から後藤孝志の3ランで追いつき、延長12回表に7―8と勝ち越されたが、その裏、高橋由伸のソロで再び追いつき、今回同様引き分けている。

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2022年7月9日のニュース