日本ハム伊藤 自己最多135球熱投「ビッグボスがまだいけるでしょ?って顔をしてたので」8回2失点7勝

[ 2022年7月9日 21:39 ]

パ・リーグ   日本ハム7ー2ソフトバンク ( 2022年7月9日    ペイペイD )

<ソ・日>8回、柳田を三振に斬り吠える伊藤(撮影・岡田 丈靖)
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 日本ハム・伊藤大海投手(24)が9日のソフトバンク戦(ペイペイD)に先発。8回5安打2失点、プロ入り自己最多となる135球の熱投を見せ、7勝目を挙げた。

 初回、先頭の三森に中前に二塁打を打たれ、続く周東の投ゴロを三塁へ送球するが、悪送球に。さらに周東に盗塁を許し、いきなり無死二、三塁のピンチとなる。迎えた牧原大を三振に斬るが、4番・柳田に149キロのストレートを中前に適時打はじき返され、2点を先制される。

 しかしその後は「バタバタせずに少しでも長いイニングをと思っていた」と修正。3、4回を3者凡退に仕留めるなど、直球を軸にスライダーとフォークがさえ、ソフトバンク打線を封じた。5回には2死二塁で周東を149キロのストレートで空振り三振に斬ると、大きくガッツポーズを見せて吠えた。

 6回には内野安打、四球で1死一、二塁とするが、中村晃を見逃し三振、今宮を三ゴロに仕留めてピンチを脱する。7回も無失点に抑えた伊藤はこの時点で121球だったが、「7回の前に、出し切ってきてくれ、と言われて…出し切って帰ったんですけど、ビッグボスがまだいけるでしょ?って顔をしてたので、もう1イニング行かせてもらいました」と8回のマウンドに上がると2死から柳田を133キロのスプリットで空振り三振に。計135球の熱投だった。

 伊藤は試合後「今まで投げてなかったですけど、フォークボールを使って、配球を今までと違う組み立てにしてみました」と話し「まだまだ“小化け”フォークくらいなんで、もっといいフォークを投げられるように頑張ります」と、ソフトバンク・千賀の“お化けフォーク”を意識したコメントで笑顔を見せた。

 伊藤の前回登板は2日のオリックス戦(札幌D)。オリックス打線を散発5安打に抑える快投で、今季2度目の完封。6勝目を挙げていた。日本ハムでの入団2年目以内の投手がシーズン2完封以上するのは14年の大谷翔平以来8年ぶりだった。

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