ソフトB痛すぎる…又吉1球で緊急降板に津森10回一発献上 「鷹の祭典」2連敗

[ 2022年7月9日 04:45 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2―4日本ハム ( 2022年7月8日    ペイペイD )

8日の日本ハム戦9回から登板し石井に安打を打たれたソフトバンク・又吉(右)は右足を負傷し降板する(撮影・岡田 丈靖)        
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 ソフトバンクは8日、日本ハムに2―4で敗れた。8回に牧原大成内野手(29)の中前適時打で追い付いたが、延長10回に津森宥紀投手(24)が石井に勝ち越し2ランを浴びた。9回に登板した又吉克樹投手(31)に何らかのアクシデントがあった模様で、打者1人に1球を投げ緊急降板。コロナ禍で嘉弥真、藤井ら中継ぎ陣が戻っていない状況だけに、心配される。チームは2連敗となった。

 津森―海野の3年目の同期バッテリーは、しばらくその場で動けなかった。2―2の延長10回、津森が6番手で登板。2死二塁でカウント1―1から石井にスライダーを右翼テラス席へ運ばれた。

 「まあ、あそこで一発ね…。しょうがないことは、ないね。同期バッテリーでも今日は何がいいかをね。そのへんのところは勉強」

 藤本監督は、要注意打者の一発を悔やんだ。嫌な流れは同点の9回からあった。4番手登板した又吉が、初球を石井に右前打された後に緊急降板した。指揮官は「(状況は)分からない。まだ何も聞いてない」とした。

 打線は延長10回をのぞいて毎回の12三振。先発の上沢には10三振を食らった。1―2の8回がチャンスだった。1死から周東が三塁打。牧原の中前打で一時追い付いた。柳田が左線二塁打で上沢を降板させ二、三塁としたが、柳町が福田に空振り三振。今宮は3番手の玉井に凡退し追加点を奪えなかった。

 「うーん、今日は(上沢は)良かったよ。8回は周東から始まってね、柳町が1点取って欲しかったね。あそこで1点取って終わりたかった」と指揮官は顔をしかめた。

 6月27日のロッテ戦に続き「鷹の祭典2022」は2連敗。9日の相手先発は、今季1勝2敗と苦戦中の伊藤。「みんな、何とかしようと思ってやっているからね。また明日」。これで3連勝後に2連敗となった。嘉弥真、藤井ら中継ぎのコロナ陽性者もまだ戻っていない。万が一、又吉が離脱となれば緊急事態だ。何とも言えない顔のまま、藤本監督は背中を丸めて会見場を出て行った。(井上 満夫)

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2022年7月9日のニュース