WBC Sフライ級王者ジェシー・ロドリゲス8回TKOで初防衛 シーサケットに13年ぶりKO負け付ける

[ 2022年6月26日 13:10 ]

WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦 ( 2022年6月25日    米テキサス州サンアントニオ )


 WBC世界スーパーフライ級王者ジェシー・ロドリゲス(22=帝拳、米国)が元王者で同級2位のシーサケット・ソールンビサイ(35=タイ)に8回1分50秒TKO勝ちし、初防衛に成功した。WBA王者のジョシュア・フランコ(26=米国)を兄に持つロドリゲスは16戦全勝(11KO)、キャリア初期の09年に八重樫東、屋富祖裕信に連続KOされて以来13年ぶりのKO負けを喫したシーサケットは50勝(43KO)6敗1分け。

 地元サンアントニオ出身のロドリゲスはサウスポー対決で、1回終盤に左ストレートをヒットさせる好スタート。ボディーを交えて強いフックを振るってくるソールンビサイに対してスピードで勝り、ワンツーやショートフックでしばしば棒立ちにさせた。7回には左フックでスリップ気味のダウンを奪い、さらに猛攻。8回にはロープへ詰めてからの20連打でレフェリーストップを呼び込んだ。

 ロドリゲスは今年2月、病気になったシーサケットの代役として急きょ王座決定戦に臨み、元世界王者カルロス・クアドラス(メキシコ)に判定勝ちしてスーパーフライ級のベルトを奪取。WBAスーパー王者フアンフランシスコ・エストラーダ(メキシコ)、前WBAスーパー王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)、WBO王者・井岡一翔(志成)らタレントぞろいのスーパーフライ級で最も若い世界王者として、今後の主役を担いそうだ。

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2022年6月26日のニュース