阪神・熊谷決めた 11回サヨナラで3連勝「いい意味で期待を裏切れたと思う」

[ 2022年6月26日 18:21 ]

セ・リーグ   阪神6ー5中日 ( 2022年6月26日    甲子園 )

<神・中>11回、熊谷はサヨナラ打を放つ(撮影・大森 寛明)
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 阪神がサヨナラ勝ちを収めた。延長11回2死二、三塁で、途中出場の熊谷が、中日・山本から右中間へV打を放った。

 延長戦勝利は6月11日のオリックス戦以来、今季2度目(2勝6敗2分)。延長戦の今季初勝利となったその試合で、熊谷は幸運の“神ヘディング”で勝利に貢献した。延長11回に代走で出場し、二盗の際に捕手の送球がヘルメットに当たってボールが転々とする間に本塁まで長駆生還し、勝ち越しのホームを踏んでお立ち台に上がっていた。

 打率・125でこの日を迎えた守備と走塁のスペシャリストが決めたプロ初のサヨナラ打。お立ち台で、「何を打ったのか覚えていないくらい興奮している。無我夢中でいった。前の打席で簡単にフライを挙げて終わっていたので、還すことだけを考えた。多分、ここにいる人たちは、まさか僕が打つとは思っていなかったと思うので、いい意味で期待を裏切れたと思う」と声をはずませた。

 初回に大山の2点打などで3点を先制したものの、先発の西純がリードを守れなかった。しかし、2点を追う8回2死、中野がロドリゲスから同点の2点左前打を放って延長戦に持ち込んだ。

 延長10回の守りでは、石橋の右前打で佐藤輝が本塁へノーバウンドのストライク送球をし、二走・石岡を刺して勝ち越しのピンチを防いだ。

 同一カード3連勝で、借金4にした。

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2022年6月26日のニュース