阪神・糸原 中日・福谷キラーやV撃!「しぶとく打ち返すことができた」

[ 2022年6月26日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神10ー0中日 ( 2022年6月25日    甲子園 )

<神・中>初回、糸原は先制の適時打を放つ(撮影・坂田 高浩)
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 上空では雷鳴もとどろいていた。雨が降り続く甲子園。ならば先手必勝。主導権を早く握るだけ。状況を頭に入れた阪神・糸原は、初回から戦闘モードMAXだ。2死満塁で福谷のスライダーを右前に運ぶ先制適時打。結果的に決勝打となる一撃で大量10得点の口火を切った。

 「みんながつないでくれた満塁のチャンス。追い込まれてからも、しぶとく打ち返すことができた。抜けてくれてよかった」

 24日は好相性の大野雄から2安打2打点で勝利に貢献。福谷にも昨季まで通算17打数7安打、打率・412とカモにしていた。対策はしっかりインプットしており、このシリーズまで1安打だった中日戦で今回は2試合で3安打3打点。抑え込まれたうっぷんを、しっかり晴らした。

 矢野監督も近本、佐藤輝、大山のクリーンアップの後を受け持つ糸原の仕事を高く評価。「つないでいけば何とかなる。そんな線で攻撃ができている」と存在感を認めた。今季、満塁では9打数4安打、打率・444、8打点。佐藤輝、大山が勝負を避けられても、その後ろには糸原がいる。(鈴木 光)

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2022年6月26日のニュース