巨人・菅野「よく粘れた」雨にも守備の乱れにも負けず…復帰戦で6回1失点8奪三振 20日ぶり白星なるか

[ 2022年5月12日 20:26 ]

セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2022年5月12日    横浜 )

<D・巨>巨人先発・菅野(撮影・沢田 明徳)
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 巨人のエース、菅野智之投手(32)がDeNA戦(横浜)に先発登板。粘りの投球で6回5安打1失点と好投し、4月22日以来20日ぶりとなる今季4勝目の権利を得て降板した。

 試合前から降り続く雨の中、不運が続きながらも耐えた。右肘違和感から登録抹消となり、中12日となった復帰マウンド。だが、開始からわずか4球で先制された。初回、1番・桑原が初球を打った打球は左翼方向へ高々と上がったフライ。だが、左翼は守備に不安のあるウォーカーで、遊撃を守る中山は雨の中で必死に飛球を追ったが、ボールは無情にも中山のグラブをかすめて左前に弾む二塁打となった。そして、犠打で1死三塁。3番・楠本に初球を右翼フェンス直撃二塁打とされ、先制を許した。

 3回にポランコ、岡本和に2者連続アーチが飛び出して勝ち越してもらった後も、4回無死一塁の場面で右中間への飛球を右翼・ポランコがグラブに当てて落球。記録は二塁打で無死二、三塁となったが、後続を断ち切り得点は許さなかった。5回にも1死から二ゴロを広岡がファンブル(記録は失策)。だが、ここも失点せず。6回を投げ切ると、7回に2死走者なしで打席が回ると、代打・八百板が出て降板となった。

 菅野の投球内容は6回で打者26人に対して100球を投げ、5安打1失点。8三振を奪い、与えた四球は2つ、直球のMAXは6回に出た148キロだった。

 菅野は前回登板した4月29日の阪神戦(東京D)で右肘の違和感により今季最短となる3回3安打2失点で降板。「先発の役割を果たせるように次回登板に向けてしっかり調整をしていきます」とコメントを残し、翌30日に登録抹消となっていた。

 ▼菅野 良かったと言っていいのかわかりませんがよく粘れたのかなとは思います。まだ課題はありますし先は長いのでしっかりと気持ちを引き締めて次回以降の登板につなげていきたいです。

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