巨人も菅野も不運が続く…原監督も思わず苦笑い DeNA大貫が“指示無視”の好フィールディング

[ 2022年5月12日 18:59 ]

セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2022年5月12日    横浜 )

<D・巨>初回、桑原の打球を追いかけ、ウォーカー(右)と交錯しそうになる中山(撮影・河野 光希)
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 今季初の5連敗を喫して4位に転落した巨人はエース菅野の復帰戦となったDeNA戦(横浜)も序盤から不運な展開が続いている。

 菅野は初回、開始からわずか4球で先制を許したが、1番・桑原が初球を打った打球は左翼方向へ高々と上がったフライだった。だが、左翼は守備に不安のあるウォーカー。遊撃を守る中山は雨の中で必死に飛球を追ったが、ボールは無情にも中山のグラブをかすめて左前に弾む二塁打となった。そして、犠打で1死三塁。3番・楠本に初球を右翼フェンス直撃二塁打とされ、先制を許した。

 それでも巨人打線は直後の2回に先頭の大城が遊撃強襲の内野安打で出塁。1死後、中山が中前打を放って一、二塁とチャンスを広げた。

 そして、打席に入った菅野は送りバント。だが、これを処理したマウンドの大貫が好フィールディングで三塁へ矢のようなボールを送った。DeNAの捕手・嶺井は一塁へ送球するよう指示していたが、果敢に三塁へ送球した大貫に軍配が上がり、二走・大城は三塁憤死。送りバント失敗となった菅野は悔しそうな表情を浮かべたが、ベンチの原監督は大貫の好送球に“あっぱれ”と言いたげな苦笑いだった。

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