昭和第一学園 タイブレーク10回に9得点、3年生が意地 4時間の死闘制した

[ 2020年7月29日 20:56 ]

2020年夏季東西東京都高等学校野球大会 西東京2回戦   昭和第一学園17―9都羽村 ( 2020年7月29日    立川 )

<昭和第一学園・都羽村>決勝打を放った昭和第一学園の吉倉
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 4時間におよぶ死闘に終止符を打ったのは3年生の意地だった。昭和第一学園は終始優位に進めながら8回に5点差を追いつかれた。だが8―8でタイブレークとなった10回に6安打を集め9得点。一気に勝負を決めた。田中善則監督は「あんなに連打はなかなか続かない。3年生の意地じゃないですかね」と称えた。無死満塁から右翼へ決勝打を放った5番の吉倉正貢(3年)は「つないでやろうという意識で打ちました。疲れました」と激闘を振り返った。

 降雨による2度の中断があり、決着がついたのはプレーボールからちょうど4時間後の19時21分。3回戦の明大中野八王子戦は30日の10時からだ。「2個上(の代)が負けているのので借りを返したい。頑張ります」。吉倉は勝利の余韻に浸ることなく、次を見据えた。  

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2020年7月29日のニュース