早実　清宮弟・福太郎2安打　5―0勝利に貢献

西東京大会2回戦   早実5－0八王子実践 （ 2020年7月28日    市営立川 ）

＜早実・八王子実践＞初回、右前打を放つ早実・清宮（撮影・村上　大輔）　
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　2戦連発はならずも食らいついた。

　自ら場外弾を放つなどチーム5発で勝った前日に続き、清宮福太郎（2年）は「4番・左翼」で先発。最速145キロを誇る八王子実践・後藤結人投手（3年）との対決では4打数2安打。取材対応はなかったが、和泉実監督は「生徒たちは昨日の勝ち方にちょっと酔ってしまっていて、試合前は嫌な感じがあった。後藤君は好投手。簡単には打てない。予想以上に粘られた。イメージ通りにならなくて生徒たちは立て直しが難しかっただろうと思う」と汗をぬぐった。

　内角を得意と見た相手バッテリーから徹底して外を攻められた。初回の第1打席は外いっぱいに腕を伸ばし、二塁後方へへ高々と打球を上げると相手野手が見失い、右前打に。3回もスライダーをなんとかバットに当て、三ゴロ併殺もその間に1点を加えた。7回は自打球を左足に当てながらも初回と同じく右前へのポテン安打。後藤は「追い込んでも三振してくる感じがしなかったし、どの球でも対応してきたし、三振を取りにいった球も食らいついてきた」と印象を語った。

　左翼守備では2点リードの5回、2死二、三塁のピンチで4番・高野哲平が放った左翼への大飛球を猛然と背走しながら間一髪でキャッチ。流れを渡さなかった。

　投げては同期の右腕・田和廉が5安打に抑え公式戦初完封。「清宮が堂々と打ってくれているので、自分も堂々と負けないようにと思って投げた」を刺激を受けた様子だった。