センバツ“陸王”決定戦決着!4強に残ったのは東海大相模・後藤陸

[ 2018年4月1日 21:32 ]

第90回選抜高校野球大会第10日・準々決勝 ( 2018年4月1日    甲子園 )

東海大相模の後藤陸
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 4強が決定した時点で春の“陸王”決定戦は、東海大相模(神奈川)の背番号9で、正三塁手を務める後藤陸(3年)が制した。

 「母が、僕が産まれる前に夢の中で“りくー”と叫んでいたらしく、そのまま“陸”という名前を頂きました。大好きですし、名前に誇りを持ってます。打倒、大阪桐蔭。日本一に向かって攻めの姿勢を貫きたいです」と、Vコメントをした。

 今大会の出場選手のうち「陸くん」は14人いた。創成館には、エース左腕・川原陸(3年)と、背番号14の左腕・七俵(しちひょう)陸の“ダブル陸”がマウンドに立ったが、初の8強で終えた。

 「え、きみも陸なん? という感じで野球関係なく、親近感がわくんですよね」と川原陸。母・えりかさんが「大陸のような、大きな男になれ」と込められたものだった。原作・池井戸潤の小説で、テレビドラマで人気となった「陸王」は長距離走がテーマだったが、川原陸は「足は速い方ではないし、走り込みも少し苦手です」。ランニングに関しては、本業ではなかった。

 七俵陸投手は当初、「璃玖(りく)」と両親が考えていたが字画が合わなかったため「大らかな子になるように」と一文字の陸に。入学すると川原陸がいて「すぐに仲良くなれた」。互いに刺激し合い、成長してきた。

 創成館が初出場で準優勝した昨秋の神宮大会決勝の明徳義塾(高知)戦。相手には、安田陸捕手、真鍋陸外野手、孫入陸内野手の3人がいた。計5人の“五大陸バトル”の軍配は“三大陸”の明徳義塾が勝利。センバツで再戦を狙っていたが、互いに敗退。川原陸は「悔しい負け方をしたので絶対に戻ってきたい」。創成館の“ダブル陸”は、甲子園の陸の土は持ち帰らずに、夏への雪辱を誓った。

 田中陸(英明)、鈴木陸(静岡)、増田陸(明秀日立)、石田陸(富山商)、前田陸(おかやま山陽)、西村陸(中央学院)、安藤陸(富島)、渡辺陸(下関国際)で計14人。今夏の記念すべき100回大会で、どの高校の「陸くん」が何人、聖地に戻ってくるか。

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2018年4月1日のニュース