ソフトＢ和田　リーグ単独トップ１１勝「大事な試合」

＜日・ソ＞６回２死一、二塁　長谷川の右前適時打で生還した柳田（９）を出迎える和田らソフトバンクナイン

パ・リーグ ソフトバンク６―４日本ハム

（7月29日 札幌Ｄ）
　スイッチが入った。０―１の４回に、１４５キロの直球を日本ハム・大谷に左中間へ運ばれたソフトバンク・和田はギアを一段上げた。

　「あれをあそこ（左中間）に打たれたので気持ちを切り替えられた」

　５回以降は１１０キロ台のカーブも織り込み、７回を３安打２失点。リーグ単独トップの１１勝目を挙げた。

　１０勝で並んでいた早大の後輩・有原に投げ勝ち、「絶対に負けたくないと思っていた。大事な試合というのは分かっていたし、何とか２失点でしのげた」と安どの表情。これで左腕は１１年８月３日のオリックス戦（京セラドーム）以来、敵地では１１連勝だ。粘り強い投球で試合をつくり「（６回に）逆転してくれた打線のおかげ。いつも勇気をもらっている」と感謝した。