イチロー3試合ぶり先発も4打数無安打 3000安打達成はお預け

[ 2016年7月30日 11:15 ]

カージナルス戦の1回、三直に倒れるマーリンズのイチロー(AP)

ナ・リーグ マーリンズ6―11カージナルス

(7月29日 マイアミ)
 史上30人目のメジャー通算3000安打へあと2本に迫っていたマーリンズのイチロー外野手(42)は29日(日本時間30日)、米フロリダ州マイアミでのカージナルス戦に「3番・左翼」で3試合ぶりに先発出場。しかし4打数無安打に終わり、大記録到達は30日(同31日)以降に持ち越しとなった。初回は三直、4回は捕ゴロ、5回は遊ゴロ、8回は空振り三振。試合は6―11で敗れた。

 今季初めて3番に名を連ねたイチロー。カージナルスとは6月17日の試合では4打数3安打の猛打賞をマークするなど今季4試合で7打数5安打と相性が良く、28日(同29日)も7回に代打で右翼線に痛烈な二塁打を放っている。

 初回1死一塁、大歓声に迎えられて打席に立ったイチローは、先発右腕リークのフルカウントからの7球目のカットボールにバットを合わせたが、打球は三塁手がキャッチして三直に。飛び出していた一塁走者プラドもアウトとなり、無得点で攻撃終了となった。

 イチローは1―3の4回表には守備で貢献。1死三塁、ガルシアが左翼へ飛球を打ち上げると、回り込んでキャッチしたイチローは本塁へダイレクトで矢のような返球。タッチアップした俊足の三塁走者を刺し、追加点を防いだ。その直後の4回裏の第2打席は1死、2ボール2ストライクから3球ファウルで粘ったが、捕ゴロに終わった。

 マーリンズは5回、ロハス、ジョンソンの連続適時打で2点を返すと、なお2死一、三塁からプラドが左越え3点本塁打を放って6―9と一気に3点差に。反撃ムードが高まる中でイチローが打席に入ったが、フルカウントからの9球目を打って遊ゴロに終わった。6―11の8回1死二塁で迎えた第4打席は3球で空振り三振だった。

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