【愛知】東邦が春夏連続出場 エース藤嶋気迫の完投 2年ぶり17度目夏切符

[ 2016年7月30日 15:13 ]

春夏連続の甲子園出場を決め喜ぶ藤嶋(右上)ら東邦ナイン

第98回全国高校野球選手権愛知大会決勝 東邦7―2愛工大名電

(岡崎)
 第98回全国高校野球選手権愛知大会決勝は30日、岡崎球場で行われ、春夏連続出場を狙う東邦が愛工大名電に7―2で勝利。2年ぶり17度目の夏の甲子園出場を決めた。

 東邦は序盤に愛工大名電のエース・藤村を攻略。初回に3番・松山の適時二塁打で先制すると、2回には9番・鈴木理の2ランで3―0とリードした。

 4回には2死満塁から松山が押し出し四球を選び、4点目を追加した。中盤の6回にも2死満塁の好機を作り、5番・小西の2点適時打でさらに点差を広げた。

 準決勝で9奪三振完封と圧巻の投球を見せた今秋ドラフト上位候補の右腕・藤嶋は、この日も見事な制球力を披露し、9回7安打2失点で完投。得点圏に走者を進められると、ギアを一段階上げてピンチをしのいだ。7回には味方の失策などで無死満塁とされたが、後続を2者連続三振と右飛に斬って無失点。マウンド上で何度も雄叫びを上げた。

 愛工大名電は準決勝で10奪三振完投勝利の藤村が序盤につかまり苦しい展開に。試合中盤にリードを広げられ、3年ぶりの夏の甲子園出場はならなかった。

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2016年7月30日のニュース