イチロー ローズ氏の物議発言に言及「自分が認められている証拠」

[ 2016年7月30日 11:38 ]

マーリンズのイチロー (AP)

 米国のスポーツ専門局ESPNは29日、メジャー通算3000安打まであと2本としているマーリンズのイチロー外野手(42)に注目。ピート・ローズ氏について語るなどした興味深いインタビュー記事を掲載した。

 ローズ氏はメジャー歴代最多となる4256安打をマーク。イチローは今季、この記録を日米合算で抜いたが、その際、同氏は「高校時代のヒットまでカウントしている」と発言して物議を醸した。

 イチローはこの件について聞かれると、「ローズ氏が自身の記録を守ろうとしていることは実際のところうれしく思った」とコメント。その理由を「自分の力が認められているように思えたから」と答えた。

 さらにメジャー最年長野手は「50歳までプレーを続けたい」と語るなど、まだまだ現役続行に意欲的。殿堂入りの目安とされる通算3000安打達成は時間の問題だが、最後に同メディアはアジア出身の選手として初となる米国野球殿堂入りについてどのような意味があるかを尋ねた。

 最初は「分からない」と答えたが、続くコメントはなかなか味のあるもの。「確か引退してから5年で殿堂入りの資格が得られると思いましたが、その時はもう自分は死んでいて(笑)、殿堂入りは経験できないのではないですかね」とイチロー節を炸裂させた。

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2016年7月30日のニュース