桑原　連日のＶ撃！マシソン直球狙い撃ちで２位浮上

＜Ｄ・巨＞８回１死一、三塁、適時打を打った桑原（中）は万永コーチとハイタッチ

セ・リーグ ＤｅＮＡ７－６巨人

（6月25日 横浜）
　前夜のヒーローがシーソーゲームに決着をつけた。８回、６―６の同点とし、なおも２死一、三塁。ＤｅＮＡ・桑原は直球に狙いを定め、１ストライクからの２球目を捉えた。マシソンの甘く入った１５１キロ直球を左前へ。２日連続のお立ち台では「今日もヒーローになってやると思っていた。みんながつないでくれたので自分が決めるという気持ちだった。本当に最高です！」前夜は相手エース・菅野から自身初の満塁弾を含む３安打６打点と大暴れした。３安打は全て直球を打ったが、この日も８回は直球に狙いを定めた。最速１６０キロの直球が武器のマシソンに対して「変化球が来たらと考えていては駄目。直球でいくしかない」。腹をくくって、結果を出した。

　３試合連続で１番を任されて、自身初となる２試合連続の猛打賞。「必死に結果を出していくしかない」という、ハマの新リードオフマンの活躍でチームは２連勝で単独２位に浮上した。ラミレス監督は「ラッキーボーイではなくキープレーヤー。これからも１番で使い続けていきたい」と称えた。（中村　文香）