広島、サヨナラ勝ち!ついに18年ぶり9連勝&20年ぶり貯金14

[ 2016年6月26日 16:32 ]

<広・神>9回2死満塁、広島ナインは代打・松山(中央左)の中飛失策でサヨナラ勝ちし大喜び

セ・リーグ 広島4―3阪神

(6月26日 マツダ)
 広島が4―3で阪神に9回サヨナラ勝ちを収め、1998年4月以来18年ぶりとなる9連勝。貯金を1996年以来20年ぶりとなる14とした。

 広島は2回、新井が左翼スタンド上段へ5号ソロを叩きこんで先制。3回には逆転を許したが、1―2で迎えた5回、1死から3連続四球を得て満塁とし、田中の中犠飛で追いついた。

 先発の戸田を3回4安打2失点で早めに降板させた緒方監督は4回から九里、6回から今村を投入。2―2のまま終盤に入った。だが、迎えた8回だった。この回から登板した4番手の一岡が1死を取ってから西岡に右前打されると、続く福留に左中間突破の二塁打を浴びて一塁走者の西岡に一気に生還され勝ち越しを許した。

 1点を追って8回の攻撃が始まる前にはベンチ前で円陣を組んだ広島だったが、この回も3者凡退。だが、9回に脅威の粘りとドラマが待っていた。

 9回、先頭・丸が2回に飛び出した新井の先制弾以来チーム2本目となる安打を左前へ。続くルナは併殺打性の二塁ゴロに倒れたが、一走・丸が塁間で挟まれて時間を稼ぎ併殺を免れると、3試合連続決勝弾で話題を呼んだ鈴木がこの試合自身初安打となる中前打でつなぎ、新井が敬遠されて1死満塁。下水流は見逃し三振に倒れたが、2死満塁から会沢が左前に同点打を放ち、なおも2死満塁。ここからスイッチした2番手・ドリスから代打・松山が左中間へ打ち上げた飛球を左翼手の俊介と中堅手の中谷が激突してボールを落として決勝点(記録は中谷の失策)が入り、劇的なサヨナラ勝ちとなった。

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