由伸新監督、松井氏と濃密８０分対話　チーム再建へ本音ぶつけ合う

臨時コーチの松井秀喜氏と談笑する高橋監督

　巨人の宮崎キャンプ初日となった１日、高橋新監督と松井臨時コーチの濃密な８０分対話が実現した。あいにくの雨で終日、木の花ドームで行われた１軍練習。フリー打撃の際に、注目の両雄が打撃ゲージの後ろに並んで話し込んだ。

　「今年どうしようかなとか、それから当然、昔話もしましたし、いろいろな話しをしました。自分たちの頃はどうだった、こうだったなという話しもしましたし、目の前で打っている選手がこうだな、ああだなというお互いが感じた話しもしました。松井さんの近況だったり、アメリカではどんな生活をしていらっしゃるんですかとか、くだらないことです」とは高橋監督。時折、お互いにリラックスした笑顔を見せつつ、チーム再建へ本音をぶつけ合った。

　新指揮官の誕生でファンも注目の巨人キャンプ。球団関係者は「（１月末の）合同自主トレのときにも宮崎市内から球場への道が混雑した。２割くらい人手が多かったと聞いています」と話すなど、新生巨人への期待度の高さが早くも表れるキャンプインとなった。