鹿実・元エース有村が4安打&好救援「初球からいって流れを」

[ 2015年8月6日 14:07 ]

<鹿児島実・北海>3回表鹿児島実2死二、三塁、綿屋の2点打で生還し、二走に指示を出す有村(左から2人目)。捕手渡辺翔

第97回全国高校野球選手権大会1回戦 鹿児島実18―4北海

(8月6日 甲子園)
 開幕戦は鹿児島実が19安打18得点を奪い大勝。大量得点の口火を切ったのは先頭打者・有村健太内野手(3年)の一打だった。

 試合開始早々初球のチェンジアップを振り抜き右前打で出塁すると、北海の先発・山本樹投手(3年)の動揺を誘って四球、暴投で先制のホームを踏んだ。「初球から思いきりいってチームに流れを作ると決めていたので」と初球打ちで先制攻撃が決まり胸を張った。

 2回には左前打で出塁し3点目のホームを踏み、4回には左前適時打。四球で出塁した5回にも生還するなど4安打3得点1打点の大活躍。打線が爆発した要因については「全員が低い打球を意識しているのでヒットが出たかなと思います」と分析した。

 昨夏は2年生エースだったが、ケガで離脱している間に橋本拓実(3年)らが成長し、有村は正一塁手兼救援投手に。この日は6回途中から2回2/3を無失点。元エースは「まだまだ腕も振れていないし低めに集まっていない。これから間隔空くと思うので調整したいです」と厳しく自己評価した。

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