プロ野球選手の散髪事情 松井裕が明かす「怖かった」理由とは

[ 2015年8月6日 10:20 ]

楽天・大久保監督の散髪事情とは…

 プロ野球担当になって、ずっと気になっていたことがある。選手はいつ髪を切っているのだろうか?シーズン中は基本的に月曜日が試合がないため、休日の場合が多い。だが、多くの理髪店や美容院なども月曜日が定休日。切る暇がないのでは?と思い、担当している楽天の選手に疑問をぶつけてみた。

 まずは先発投手。則本に聞いてみると「先発は登板日以外は割と時間があるので、大丈夫ですよ」と答えが返ってきた。基本的に先発は登板2日後が休み。また、登板しない日は練習が終わると帰宅するので、カットに出向く時間は十分あるようだ。ちなみに散髪のペースは「2、3週間ぐらいですね。こだわりはないけど、髪の毛の量が多いし癖毛だから、そこを上手いこと切ってもらっています」という。

 次に救援投手。先発と違って試合がある日は球場から当然出られず、ナイターだと帰宅は夜11時前後になる。守護神・松井裕は「月曜日もやっているお店に行っています」ときっぱり。ただ、シーズン当初は「切るのが怖かった」と明かしてくれた。開幕から13試合連続無失点だったため、記録が途切れないよう験を担いで髪を切らずに過ごすか迷ったそうだ。でも「切っても大丈夫だったので」と今では1カ月に1回ぐらいのペースで散髪している。

 ベテランの青山は「月曜日以外で休みがあった時に切るよ」という。基本的には仙台市内の同じ店で切ってもらうが、伸びてきてどうしようもなくなると、遠征先でも飛び込みで行くそうだ。

 野手も救援投手と同様、月曜日も営業しているお店を利用している選手が多い。中川は「月曜もやっているところに行ってます。それかデーゲーム終わりとかに行きます」。銀次や岩崎も同じ理髪店だという。嶋は「ナイターの日の練習前とか、デーゲーム終わりに切りに行く」。

 一方で、西田は使い分け派。月曜日にどうしてもカットしたい時は普段、利用している美容院とは別の店舗に行くという。後藤は「(自宅のある)神戸でしか切らない」。関西遠征がなければ、ずっと切らないそうだ。

 最後に大久保監督。仙台にある年中無休の理髪店を利用している。「他の店で切ってもいいんだけど…。いつも利用しているお店の人がテレビを見た時、(別の店で)髪の毛を切っていたら、変な心配をかけるかもしれないから」というのが理由だ。

 髪型は帽子やヘルメットで隠れてはいるが、プロ野球選手は「見られる」仕事。手入れはみな、しっかりと行き届いている。(徳原 麗奈)

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2015年8月6日のニュース