沖縄・興南が一番乗り トルネード左腕・比屋根2失点完投

[ 2015年7月20日 05:30 ]

決勝で糸満を破り、5年ぶり10度目の夏の甲子園出場を決めて歓喜の興南ナイン

第97回全国高校野球選手権沖縄大会決勝 興南4―2糸満

(7月19日 沖縄セルラースタジアム那覇)
 勝てない時代が続いた分、興南ナインの歓喜が爆発した。春夏連覇を達成した10年以来の甲子園だ。2―2の6回、喜納が左翼線へ勝ち越し二塁打。「周りから“興南どうした”と言われたりしたが、自分たちは自分たち」と胸を張った。

 11年は沖縄で4強にとどまり、12年からは2、3、1回戦で敗退。「選手たちが重圧を感じて夏の大会になるとエラーしたり2死から逆転されたり…」。全国制覇の名将・我喜屋優監督も歯がみする思いだった。

 復活の旗手は、5年前のエースだった島袋(現ソフトバンク)同様にトルネード投法を駆使する左腕・比屋根だ。4試合連続2桁安打で決勝に進んだ糸満を相手に7安打2失点。勝ち越しの後は「気持ちも乗ってきた」と3回を完全に封じた。「甲子園では興南野球を見せて優勝を目指したい」。2年生エースは先輩サウスポーに負けない全国での好投を誓った。

 ▼ソフトバンク・島袋 テレビの前で応援していました。勇気と感動をもらいました。

 ▽興南(沖縄)中高一貫の私立校。OBにボクシングの具志堅用高氏。

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2015年7月20日のニュース