岩隈 Aロッド斬り通算40勝 マー君と「いつか投げ合える日が…」

[ 2015年7月20日 05:30 ]

<ヤンキース・マリナーズ>5回2/3を2失点に抑え、2勝目を挙げた岩隈

ア・リーグ マリナーズ4―3ヤンキース

(7月18日 ニューヨーク)
 マリナーズ・岩隈久志投手(34)が18日(日本時間19日)、ヤンキース戦に先発して5回2/3を5安打2失点に抑え、2勝目をマーク。後半戦初登板を白星で飾り「勝ってスタートできたのは大きい」と振り返った。

 メジャー4年目で初対戦したレジェンドからは3打席連続三振を奪った。ロドリゲスだ。初回1ボールから2球目に88マイル(約142キロ)のツーシームで空振りを奪い、自信を得た。「あの空振りの時点で真っすぐでいけると感じた」。追い込んで外角への90マイル(約145キロ)の直球で見逃し三振。残る2打席はいずれも得意のスプリットで空振り三振を奪った。前日に決勝弾を放ったメジャー通算673本塁打の3番打者を封じ込んだ。

 白星にも「あそこを投げ切りたかった」と漏らしたのは4―2の6回2死一、三塁の場面。4回に2ランを浴びたマキャンを打席に迎え、76球で交代を告げられた。それでも対戦相手で前日に勝ったヤ軍の田中に続き、日本投手が白星を挙げた。楽天時代の後輩とは1日ずれて初の投げ合いは実現せず。レギュラーシーズンでは来季以降に持ち越しとなり「いつか投げ合える日が来るといいと思います」と話した。

 完全復調への手応えをつかみ、メジャー通算40勝目をマーク。チームの低迷によりトレード市場で注目を集める中、球団内外であらためて存在感を高める投球だった。 (後藤 茂樹)

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2015年7月20日のニュース