巨人・阿部「ギャラもらってるし」4番奪回 年俸5億1000万円の責任

[ 2015年7月20日 06:40 ]

阪神戦に向け甲子園に向かう阿部。4番奪回を目指す

 巨人・阿部が球宴弾をきっかけに、4番奪回を目指す。球宴第2戦の舞台・広島から、阪神3連戦に備えて大阪に移動。17日の第1戦(東京ドーム)で決勝ソロを放った主砲は「これだけギャラをもらっているんだからね」と、今季年俸5億1000万円の責任を口にした。

 原監督は後半戦開幕の4番について「同じだと思う。理想と現実をしっかり見てオーダーを組む」と語り、低調な打線にあって打率・274と安定している亀井でスタートする。以降は全体の調子を見ながら組み替える方針で、打率・241の阿部にも安定感という「現実」が求められる。

 自身は現在の課題について「精神的なものが多いと思う。それを払しょくしたい。待っていない球を我慢するとか、そういうところだけ。見逃す勇気」と分析。結果が欲しい焦りをこらえ、好球必打の原点に戻る。

 リーグ4連覇を目指すチームは0・5ゲーム差の2位。指揮官は後半戦のキーマンを問われ「中心選手が引っ張ることが非常に重要」と個人名を挙げず「“中心選手”と言われたときに、みんなが“俺だ”と思うチームであってほしい」と訴えた。誰よりもそれを自覚しているのは、阿部だ。 (大林 幹雄)

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2015年7月20日のニュース