堀越サヨナラ！二松学舎大付撃破　２年佐藤洸「無心」で内野安打

＜堀越・二松学舎大付＞サヨナラ勝ちに喜ぶ堀越ナイン

第９７回全国高校野球選手権東東京大会４回戦 堀越５―４二松学舎大付

（7月19日 神宮）
　４―４の９回１死満塁。堀越の２年生・佐藤洸が放った打球は、１バウンドで投手の頭上を越えた。快足を飛ばして遊撃内野安打とし、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。「三振だけはダメだと思ったのでとにかく当てようと思った。サヨナラ打は初めて。練習試合でもない。無心で打ってヒットになってうれしい」と興奮気味に振り返った。

　昨夏の優勝校にも臆せずに挑んだ。６回までに３点リードされたが、終盤に１点ずつ返して８回に追いついた。西武・奈良原内野守備走塁コーチの長男で、３番に座る稔也（としや）は３安打をマーク。「全員野球で勝てたのはチームが成長していると思う」とうなずいた。９７年以来１８年ぶりの甲子園へ。今春から指揮を執る小林寛己監督は「神宮でだいぶ落ち着いてできるようになった」と手応えを口にした。