ノーシード白岡　いざ“４回戦の壁”　Ｂシード東京成徳大深谷討ち

第９７回全国高校野球選手権埼玉大会３回戦 白岡９―４東京成徳大深谷

（7月19日 県営大宮）
　ノーシードの白岡がＢシードの東京成徳大深谷を破り、４回戦進出を決めた。３回に失策絡みで２点を先制されたが「グラウンド整備で良い方向に切り替えられた」と鳥居俊秀監督。埼玉大会では、今大会から熱中症予防のため、３、６回終了時にグラウンド整備を行う。「休憩」を挟んだ直後の４回に３点を取って逆転、勢いに乗って５、６回にも加点して突き放した。

　３安打２打点の２番・堀口は「気持ちでは負けないようにと思っていた。次につなぐという意識が良い結果につながった」と振り返った。過去の最高成績は４回戦で、ここ２年敗れているのも４回戦。平塚主将は「シード校に勝ったからといって気を緩めず、一戦ずつ集中して戦う」と力強く語った。次戦で先輩の雪辱と、部の歴史の塗り替えに挑む。　（西向　智明）