ヤンキース レッズ右腕獲りへ 昨季はリーグトップの242奪三振

[ 2015年7月20日 20:57 ]

レッズのジョニー・クエト投手 (AP)

 米複数メディアは19日、ヤンキースがレッズの先発右腕ジョニー・クエト(29)の獲得に動いていると伝えた。

 すでにヤンキースのスカウトがシンシナティでクエトの視察を行っているとの情報もあり、同球団はトレード期限の7月31日までに何とかこの右腕を先発ローテーションに組み込もうと躍起になっているようだ。

 19日のインディアンス戦では4回6四球2失点と精彩を欠いたが、クエトがトレード市場の目玉であることには変わりなく、ロイヤルズやドジャースも獲得に興味を示しているという。

 今季のレッズはここまで40勝49敗でナ・リーグ中地区4位と苦戦中。同地区首位にはメジャー最高勝率の6割3分を誇るカージナルスが君臨し、2位のパイレーツも5割8分2厘と他の地区なら首位という高勝率。現実的に考えてポストシーズンを狙うには厳しい状況となっており、加えてオフにはフリーエージェントとなることから、来季を見据えてクエト放出という選択肢は十分考えられる。

 ドミニカ共和国出身のメジャー8年目、レッズ一筋のクエトは通算で91勝を積み上げ、防御率は3・23。今季は6勝止まりだが、昨季はリーグ2位の20勝と同1位の242奪三振を記録しており、その実力は折り紙つき。問題があるとすれば、トレードマークともいえる長髪のドレッドヘアを規律が厳しいことで有名なヤンキースが認めるかどうかだろう。

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2015年7月20日のニュース