西武 “秋山シフト”1番のままで陰の4番に 得点力アップ狙い

[ 2015年7月20日 05:30 ]

西武の秋山

 「秋山シフト」でさらなる得点力アップを図る。両リーグトップの打率・379をマークしている秋山をどう生かすか。西武第2球場での全体練習に参加した西武・田辺監督は「それだけ打っているということは、彼の前に走者が出れば還してくれるということ」とポイントゲッターとしての役割も期待した。

 そのためには下位打線のテコ入れが必要となる。浅村、中村、森、メヒアの3~6番は破壊力抜群なのに対し、7~9番の通算打率は・211で、固定できていないのが現状だ。そこで指揮官は「栗山を下位に下げて気楽に打たせるというのも考えている」と明かした。栗山は今季、全86試合に2番で出場して打率・261。下位に入ったのは08年が最後だが、制限の多い2番ではなく、気楽な打順で打たせることで本来の打撃力を生かしたい狙いもある。

 「今までは秋山が出て(主軸が)還すというパターンが多かったが、秋山で還すという新しいバリエーションが生まれる」と指揮官。不動のクリーンアップに加えて、1番・秋山につなぐ「切れ目のない打線」で3位からの首位浮上を狙う。 (中村 文香)

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2015年7月20日のニュース