修徳、9年ぶり夏の甲子園!!両チーム合計30安打の乱打戦制す

[ 2013年7月27日 16:00 ]

<東東京大会決勝 修徳・二松学舎大付>9年ぶり5回目の夏の甲子園出場を決め歓喜の輪をつくる修徳ナイン

第95回全国高校野球選手権東東京大会決勝 修徳13―6二松学舎大付

(7月27日 神宮)
 修徳が両チーム合わせて30安打の乱打戦を制して、9年ぶり5度目となる夏の甲子園出場を決めた。過去9度の決勝進出で優勝がなく、“10度目の正直”を目指した二松学舎大付を13―6で下し、ノーシードから上りつめた頂点だった。

 修徳は初回2死三塁から山下が左中間に適時二塁打を放ち先制。続く小林の左越え適時二塁打などで3点をリードすると、1―3で迎えた2回にも三塁打1本、二塁打3本の長打攻撃で3点を加えるなど着々と加点した。一時は9―6と3点差にされたが、8回には相手の守備の乱れもあって一挙4得点。粘る二松学舎大付を突き放した。

 優勝の瞬間、自らの腕に顔を押し当て男泣きした阿保監督は「選手が1戦1戦成長してくれて、私が黙っていてもいいぐらいのチームになった」と愛弟子たちの頑張りに感激。練習の9割を打撃に割いており、「4月、5月はもうバットが振れなくなるぐらいまでバットを振ってくれた」と振り返る。二松学舎大付の猛打に、試合中、選手に「取れる時に取っておかないと、いつ逆転されるか分からないぞ」と伝えていたことも打ち明けた。

 2回に貴重な追加点を挙げる右翼線二塁打を放ち、8回には送りバントも決めた3番・飯野主将も「監督も言っていたが、バットを持つのも嫌になるぐらい振って来た。結果が出て良かった」と爽やかな笑顔。憧れの舞台での戦い方を問われると、「スーパースターはいないので、派手なプレーはやらず、気持ちで戦いたい」と言い切った。

続きを表示

2013年7月27日のニュース