DeNAコーコラン ヒヤヒヤの初勝利 CS進出のカギ握る右腕

[ 2013年7月27日 22:24 ]

<神・D>来日初勝利を挙げてガッツポーズのコーコラン
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セ・リーグ DeNA4―1阪神

(7月27日 甲子園)
 DeNAに途中加入したコーコランが来日初勝利。「バックによく守ってもらった。勝利に貢献できてうれしい」と、試合終了後、初めて笑顔がはじけた。

 いつ崩れてもおかしくない、ヒヤヒヤの5回100球だった。被安打7四球1で何度も得点圏に走者を背負う苦しい投球。それでも145キロ前後の微妙に動く直球を臆せず投げ込んでいったのが阪神の拙攻を呼んだ。「最少失点で投げられたのが何より」と振り返った通り、粘りの投球で試合をつくったことが、逆転勝利と自身の初白星につながった。

 メジャー5勝の実績も6年前までの話。その後は右肘の手術を経て、マイナー暮らしが続いていた。35歳で野球選手としての峠は越えたかに見えた時に来た話が、DeNAからの誘いだった。

 立ち上がりに球が高い欠点はまだ克服されてはいないが「日本の球場の雰囲気にも慣れてきた」と、登板3試合目は過去2度失点していた初回を抑えた。首脳陣の評価も「徐々に良くなってきている」と本領を発揮しつつある。

 6月5日以来の3位に浮上したベイスターズにとって、悲願のクライマックスシリーズ進出には、助っ人右腕が白星を重ねていくことが絶対条件の1つになる。

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