ヤクルト 楽天戦力外の岩村獲り「うちにいた選手だから」

[ 2012年10月8日 06:00 ]

昨年2月のヤクルトと楽天の練習試合でヤクルト・小川監督(右)と握手する楽天・岩村

 ヤクルトが、楽天から戦力外通告を受けた岩村明憲内野手(33)の獲得に乗り出すことが7日、分かった。新(あたらし)純生球団常務はこの日「もともと、うちにいた選手だから。検討すると思う」と話すにとどめたが、すでに小川監督からの強い希望を受け、調査を進めていた。

 岩村は96年ドラフト2位でヤクルトに入団。中心選手として01年の日本一に貢献し、04年には44本塁打をマークした。その後、メジャーでプレーし、11年に楽天で5年ぶりに日本球界復帰。2年間で打率・190、1本塁打と期待を裏切ったが、宮本ら気心の知れた選手が多い古巣に戻ることで、再生できると見ている。球団関係者は「岩村は左投手も苦にしないところが強み」と話した。

 内野陣は二塁は田中、三塁はベテランの宮本がいるが、控えは手薄。獲得が実現すれば、7年ぶりの古巣復帰となる。

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2012年10月8日のニュース