オリックス 森脇監督代行が新監督就任へ 佐藤義則氏招へい

[ 2012年10月8日 06:00 ]

<オ・西>新監督就任が確実となったオリックス・森脇監督代行(左)は引退の北川をねぎらう

 オリックスの新監督に森脇浩司監督代行(52)の就任が7日、確実となった。今季最終戦となる8日のソフトバンク戦(ヤフードーム)後に発表される。

 オリックスは最下位が確定した先月25日に今季で3年契約が切れる岡田監督を解任。後任として球団OBで、元中日監督の山田久志氏を軸に人選を進めていた。しかし、交渉は難航し、最終的にはチームの現状を最も把握している森脇監督代行に一本化された。

 森脇氏は97~09年にダイエー、ソフトバンクでコーチを務め、06年には胃がんの手術のために休養した王貞治監督に代わり、監督代行の重責を担った。11年には巨人の2軍コーチを経て、今季からオリックスのコーチに就いた。監督代行としては8試合で6勝2敗だった。

 既に組閣作業も進められ、佐藤義則氏(現楽天投手コーチ)の招へいを検討しているほか、同じく球団OBの福良淳一氏(現日本ハムヘッドコーチ)の入閣も有力だ。また、解任した新井宏昌2軍監督の後任には、弓岡敬二郎2軍チーフ総合コーチが昇格する。

 ◆森脇 浩司(もりわき・ひろし)1960年(昭35)8月6日生まれ、兵庫県出身の52歳。兵庫・社(やしろ)から78年ドラフト2位で近鉄に入団。その後に広島、南海・ダイエーでプレー。現役通算は843試合で打率・223、14本塁打、75打点、17盗塁。引退後はダイエー・ソフトバンクで1軍内野守備走塁コーチ、監督代行などを歴任。今季からオリックスでチーフ兼内野守備走塁コーチを務め、岡田監督の解任に伴い、監督代行となった。

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2012年10月8日のニュース