北川 涙のホーム最終戦「一番思い入れのある好きな球場」

[ 2012年10月8日 06:00 ]

<オ・西>試合後、オリックス・北川はチームメートに胴上げされる

パ・リーグ オリックス7-0西武

(10月7日 京セラD)
 オリックス・北川は思い出がいっぱい詰まった球場での現役ラストゲームをフル出場で締めくくった。

 スタメン発表から打席に立つ時のテーマソング「逆転一発マン」が流れるなど、送別ムード一色の試合だった。5回には左越えの適時二塁打も放ち、本拠地最終戦の白星締めに貢献。7回終了時には、その名前を全国にとどろかせた近鉄時代の01年の代打逆転満塁サヨナラ優勝決定ホームランがスクリーンに映り、球場内は大盛り上がりだった。

 「一番思い入れのある好きな球場で最後を迎えられたのは幸せ」。代名詞の笑顔もあり、感極まって涙するシーンもあった。2人の子どもから花束をもらったセレモニーでも涙腺を緩ませた。

 引退後は打撃コーチ就任を打診されている。プレーヤーとしてミラクルを成し遂げた男は「とにかく勝てるチームになってほしい」と、就任に前向きな言葉を発した。

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2012年10月8日のニュース