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10勝ならずもアッパレ!野村 46年ぶり新人防御率1点台

<ヤ・広>初回無死一塁、広島・野村は背面キャッチで田中を投ゴロに打ち取る

セ・リーグ 広島1-0ヤクルト
(10月7日 神宮)
 広島のルーキー・野村祐輔投手(23)が7日、ヤクルト戦(神宮)で今季最終登板。7回を6安打無失点に抑える好投を見せたが、頼みの打線が援護できず、チームでは97年の沢崎以来となる新人2桁勝利はならなかった。一方で防御率は1・98とし、セ・リーグでは66年の巨人・堀内以来、46年ぶり5人目となるルーキー防御率1点台を達成。新人王獲得に大きく前進した。

  明大時代に数々の記録を打ち立てた、思い出の神宮での今季最終登板。2桁10勝の願いはかなわなかったものの、野村はあくまで冷静だった。負けず嫌いを自認する23歳。心中に悔しさはあったはずだが、言葉にはおくびにも出さなかった。

 「最近の中でもよかった方だと思います。持ち味は出せた。10勝? それは仕方がないです」

 走者を出しても粘る。真骨頂は見せた。初回2死三塁で、バレンティンを空振り三振。4回には3度「H」ランプをともされたが、それでもゼロに抑えた。無死一塁でバレンティンを三ゴロ併殺、2死一、二塁では武内を二ゴロ。「思っていたところに投げられた」と振り返った通り、要所で低めへの制球がさえた。

 前回9月30日の阪神戦(マツダ)では右肘の張りを訴えて5回で降板。一時は最終登板を回避する懸念さえあったが、首脳陣に「行きます。行けます」と直訴し、この日の先発にこぎ着けた。

 野村監督は「何とか祐輔に10勝させたい」と、0―0の7回1死二塁で右腕をそのまま打席に送る。だが、1本は出ず、その裏を無失点に抑えたところで、野村は自らの意思で降板。大野投手チーフコーチは「本人から話があった。張り? そうだね」と明かした。

 9勝11敗。97年の沢崎俊和(現2軍投手コーチ)以来となるチームの新人2桁勝利はならなかった。だが、この日7回を零封したことで、防御率は堂々1・98に。この数字にだけはルーキーも笑顔を見せた。

 「エッ? (1点台に)なったんですか? よかったです」。新人投手が防御率1点台をマークするのは、66年の巨人・堀内以来リーグ5人目。チームでは初の快挙だ。

 「いい時はポンポン行けたけど、ダメな時もあった。その期間を短くしたい。(制球の)精度ももっと上げていきたい」

 172回2/3を投げてのものだけに、1・98はキラリと光る。56試合登板で防御率1・15の中日のセットアッパー・田島との新人王争いでも、これで一歩リードか。2桁勝利はならずとも、野村の1年目は十分に輝いていた。

 ≪堀内恒夫以来の1点台≫野村(広)が7回を無失点。勝敗なしで97年沢崎以来のチーム新人10勝は逃したものの、防御率1・98は前田健(広)の1・55に次ぐリーグ2位にランクアップした。このままシーズンを終えれば、新人投手の防御率1点台は2リーグ制以降7人目(セ5人、パ2人)で、66年堀内恒夫(巨)以来46年ぶりの快挙。9勝11敗の野村のように1桁勝利、負け越しでは初のケースとなった。

[ 2012年10月8日 06:00 ]

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