東北・五十嵐監督「選手は全力でプレーした」

[ 2011年3月29日 06:00 ]

<東北・大垣日大>ナインに指示を出す五十嵐監督

第83回選抜高校野球 東北0―7大垣日大

(3月28日 甲子園)
 お立ち台に上がった東北の五十嵐征彦監督(34)は、誰にともなく「ありがとうございました」と言って帽子を取った。「やっぱり大垣さんは凄いチームだと思います。調整不足?それはあまり感じてません。力不足です」と一切の言い訳を排除した。

 出場を決めて以来、いかに選手を野球に集中させるかに腐心してきた。練習では自ら打撃投手を務め、ベンチでは最前列から大声を出し続けた。「応援してくださる方の気持ちに応えたいと選手を鼓舞し続けてきましたが、ミスが出ました。でもそれは仕方ないと思います」とややかすれた声で振り返った。

 29日には10日ぶりに宮城に帰る。「選手たちは全力でプレーしました。何かを伝えることはできたんじゃないでしょうか」と長かった激動の日々を振り返った。

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2011年3月29日のニュース