北海、48年ぶり8強!エース玉熊1―0完封

[ 2011年3月29日 06:00 ]

<北海・天理>9回表(天)2死、最後の打者を打ち取り、ガッツポーズで喜ぶ玉熊(左は捕手・玉木)

第83回選抜高校野球 北海1―0天理

(3月28日 甲子園)
 2年生コンビの活躍で北海が強豪・天理を下した。エースの玉熊は「低めとコースを丁寧に投げること」を意識し、切れのある直球を軸に、左打者には外角へ沈むチェンジアップ。内野ゴロで13のアウトを取り、与四球は2。北海道代表の2年生投手としては初となるセンバツでの完封勝利に「自分の目標とする投球ができた。100点」と満点をつけた。

 玉熊の力投に応えたのが、札幌新琴似シニア時代からの「盟友」松本桃太郎だ。6回無死一、三塁から2死一、二塁とつぶれかけたチャンスに代打で登場すると、内角直球を中前にはじき返す決勝打。シニア時代はともに全国準優勝を経験し「タマ」「モモ」と呼び合う。2人の2年生の活躍で、創部111年目の古豪が、準優勝した63年以来48年ぶりのベスト8入りを決めた。

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2011年3月29日のニュース