上原“開幕デモ”抑え気味でも1回3人斬り

[ 2011年3月29日 06:00 ]

レッドソックス戦に登板し、1回を無安打無失点と好投したオリオールズ・上原

オープン戦 オリオールズ4―3レッドソックス

(3月27日 サラソタ)
 右肘の張りを訴えていたオリオールズの上原が27日(日本時間28日)、2月28日(同3月1日)のパイレーツ戦以来、約1カ月ぶりとなるメジャーのマウンドに上がり、1回を完璧に封じた。

 「自分の状態を確かめるだけのピッチング。相手どうこうは気にしていない。思い切り投げようと思えば投げられるけど、体に何か異変が起きたら嫌なので。3月はこれで乗り切ります」

 7回先頭のエルズベリーをフォークで中飛に打ち取ると、3番ドルーはスライダーで一ゴロ。捕手の直球のサインにも首を振り変化球を増やし、レ軍の主力3人を16球で仕留めた。

 バック・ショウォルター監督は「肘に問題はなさそう。普通に投げていた」と安どの表情を浮かべた。29日(同30日)のブルージェイズ戦に再登板予定で、守護神として開幕を迎えることが濃厚な右腕は「その気持ちは持っていますけど、4月が全てじゃない。1年間通してやりたい気持ちがある」とさらに先を見据えていた。

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2011年3月29日のニュース