畑が先頭打者弾!大垣日大「礼儀」全員の17安打

[ 2011年3月29日 06:00 ]

<東北・大垣日大>1回無死、畑は右越えに先頭打者ホームランを放つ

第83回選抜高校野球 大垣日大7―0東北

(3月28日 甲子園)
 大垣日大(岐阜)は試合開始のサイレンが鳴りやまないうちに、畑が初球を右翼ポール際へ先制ソロ。さらに野々部の2点三塁打など5本の長短打で初回に一挙5点を先制した。畑は「やりづらさは全然なかった。(被災地にある)東北は大変だけど、相手に応えるためにも精いっぱいのプレーをするのが礼儀だと思った」と話した。

 終わってみれば全員の17安打で7得点。昨年センバツで4強入りに貢献したエース葛西も4安打完封で、東海大会覇者の実力を示した。その一方で阪口慶三監督は、苦難を乗り越えて出場した東北のリードされても懸命な姿勢を貫く姿に「魂と迫力を感じた。教えてもらったことを次に生かしたい」と敬意を示し、試合後は東北の五十嵐監督に「これをご縁に(今後は)練習試合ができたら…。よろしくお願いします」と頭を下げた。

 ▽先頭打者本塁打 大垣日大・畑和来が東北戦で記録。2008年の安房・岩沢寿和(宇治山田商戦)以来、大会11本目。先頭初球アーチは47年の桐生中・川端与市(海草中戦)、82年のPL学園・佐藤公宏(二松学舎大付戦)以来で、畑が3本目。
 ▽全員安打 大垣日大が1回戦の東北戦で記録。今大会2度目。

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2011年3月29日のニュース